丁寧に暮らしを紡いでいくということ


息子の卒業に際して思うこと

今月10日は息子の中学校の卒業式でした。

息子がこの世に生を受けてから早15年

幼稚園の入学・引越し
豊田のこども園の入学・卒園
小学校の入学・卒業
中学校の入学・卒業

その時その時自分にできる事を
考えながら
息子とともに歩んできた15年でした。


それまで色んな節目がありましたが

マンションでの様々なコミニティ企画
豊田への引っ越し
一戸建ての購入
Maimyshopの開業

すべてが息子がいたからそこの行動でもあり
息子がいなければ全く違った人生になっていたでしょう。


この4月から息子は高校生になります。

正直なところ
息子が高校生になれるなんて
幼少期に息子の障がいの診断が下りた日から
想像もできませんでした。

これまで息子のためにとしてきた事
すべてが順風満帆だったかといえば
決してそうとも言えないし

私自身
独身時代から住まいの仕事をしてきた時
起業してこれまでしてきたことの中にも
うまくいかなかったことや
もっとあの時こうしたらよかったのに

思い返せばこれまでの人生
そう思うことは多々あります。


でも逆に言えば
自分自身がそう思えるのは
今までいろんな経験をしてきたからこそであって

逆に
失敗したり
挫折しそうになったり
泣きそうになったり
悩みぬいたり

そういう経験の積み重ねが
ヒトを成長させているのだと思います。


息子のおかげで
私も母親として色々成長させてもらったと感じます。

逆に息子の母親でなければ
ここまで自分は成長できなかったと思うし
今までやってきたことのないことに
チャレンジしようとも思わなかったと思います。

私にとっては息子という存在が
知らず知らずのうちに大きな存在だったのだと
あらためて実感します。

新しい自分との出会いの数々




サラリーマン人生が当たり前だった自分
住まいのこと以外に興味が持てなかった自分
子どもは決して好きではなかった自分

そんな自分をおおきくかえてくれたのが
息子という存在だったことは
まちがいありません。


サラリーマンを続けていたら
息子と私の今はなかったと思うし、
住まいのことだけでなく
食のことや衣のことに興味関心をもって
真剣に学ぼうなんて考えも持てなかったと思うからです。


20代から30代前半は ひたすら住まいの仕事に没頭し
30代は専業主婦として息子とその周りのコミニティづくりに没頭し
40代は起業しながら 息子と仕事の両立に没頭してきました。


特に40代になってからは
住まいの分野以外の暮らしにかかわるあらゆる学びを
体験してきました。


薬膳の学び
中医学の学び
量子力学の学び
メディカルハーブの学び
出版の学び
メイクの学び
予防医学の学び
毛髪ミネラルアドバイザーの学び
ピラティスの学び
マインドフルファッションの学び
ホメオパシーの学び
ナチュラルクリーニングの学び
株式の学び
ユニバーサールマナーの学び
ライフオーガナイズの学び


起業してからは
ZOOMの学び
HP立ち上げの学び
SNS発信の学び
予約システムの学び
店舗デイスプレイの学び
会計ソフトの学び


サラリーマン時代は勝手に会社が
色々おぜん立てしてくれていましたが

家族の暮らしや起業してフリーになってからは
自らが動いていかなければ
吸収もできないし成長もできない

これ!と思ったものは
積極的に学びを重ねていきました。

特に起業してからはcoronaもあったので
それまでリアル講座を中心にしてきたのを
オンラインを取り入れるようになったり

息子の小学校高学年から
住まいの仕事の一環でおうち相談を始めたり

オットが単身赴任で国内や海外赴任も
多くて 母子二人での暮らしも長く

私が長く家を空ける仕事はしないと決めて

息子の ただいま おかえりは必ず家から
ご飯を一緒に食べる
一人で長く留守番させない

常にその想いがあってやってきたので
仕事はかなりスローペースではありましたが
そのおかげで
暮らしにかかわる様々な学びや
コミニティの大切さをしることができました。


昨年から住まいの仕事の現場も少しづつ
受けるようになってきてブランクもあったので
色々学びながら ブラッシュアップをしています。

もし息子に障がいというものがなければ
私は 息子をそうそうに保育所にあづけて
サラリーマンとして職場復帰を考えていたので
息子がいなかったら
いまだに私は住まいの仕事のこと以外
なにも興味関心が広がっていかない人間に
なっていたかもしれません。

バリバリのキャリアウーマンになっていたかもしれません。
その分収入も多くなっていたかもしれませんね。


でもその道を選ばず
息子との時間・空間を大切にしてきた選択は
私にとっては家族という
かけがえのないものの大切さを教えてくれた
貴重な経験であり財産だと思います。

親の想いを受け継ぐということ

そんな時
偶然にも 両親が大切に飾ってきたひな人形を
高齢になったので毎年飾っていくのも大変だという話を聞き
私がそれを受け継ごうという話になったのが
今年のお正月のことでした。

これは私が生まれたとき祖母がお祝いとして買ってくれたもの
それ以来48年間
父が大切に毎年飾り続けては丁寧に保管を続けて
いまに至るものなのです。

自分が幼少期の頃
毎年ひな壇を飾るのを手伝うのがとても楽しかった
思い出は今でもはっきり覚えています。

おおきくなって中学生以降は
自分の部活動
就職してからは仕事にばかりのめりこんでいたので
ひな人形に対して思い入れはありませんでしたが
そんな時でも
父は大切に毎年飾り保管し続けてくれていたのですね。


今回実家から我が家にお迎えして
一緒に飾る工程やしまうときの方法
いろんな話を聞いているうちに
自分がいかに両親に丁寧に育ててもらったのかを
思い知らされて 言葉には表せない感動を覚えました。


48年たった今でも色あせることなく
優美に輝くお雛様を自分の家で見たとき
それは同時に
自分たちがどれだけ両親に大切にしてもらってきたかを
実感する時間でもあったのです。


私の両親は
自分たちは決して贅沢をせず華美なこともしない両親で
無駄遣いもなくものを丁寧に扱う両親でした
けれど
私のやりたい学びたいことのために
学費や習い事の費用に関しては惜しみなく出してくれたのです。

いま思えば、
本当に大変だったと思うのですが
そんな両親の苦労も今になって
少しはわかるようになりました。


同時に自分は
これまで色んな事を走り続けてきたけれど
どこまで丁寧に暮らしを紡いていけていたのだろうか?

そんな反省もあります。


また、自分がこれまで学んできたことを
どれだけ周りに還元できているのだろうか?
そんな反省もしています。


これからはこの受け継いだものを丁寧に大切に
受け継いでいきたいとそんな想いを持っています。


そうした一つ一つを丁寧に見つめていくことが
これからの暮らしには大切だと感じています。

暮らしを丁寧に紡いでいく

そんな自分がこれから目指すライフスタイルは

暮らしを丁寧に紡いでいくということ


今まで生きてきた自分の道のりを丁寧に振り返りながら
学んできた事を丁寧に復習しながら
息子の自立に向けて丁寧に寄り添いながら

衣食住 こころとからだ しごと
見直していきたいと思います。



4月からは
息子は新しい学校生活
私は新規の仕事が始まります。
いやもうその準備は始まっているのです。

オットもそろそろ帰国の時期が見えてきたころ。
また新しい任務が待っています。


今年は家族にとっては
様々新しい生活のスタートの年


Maimyshop も7年目にはいりました。



一つ一つを丁寧に進めていきたいです。