冬のハーブガーデンだより

まだまだ寒い日が続きますが
季節はもうすぐ立春へと移りつつあります。
そろそろ暖かい春の気配も聞こえてくる季節でしょうか?

我が家では毎日ハーブは欠かせない存在になっていますが
自宅でもハーブを育てて生活に取り入れています。

特に取り入れているのがお茶です
他にも化粧水 アロマ お掃除 お料理
などなど
生活のあらゆるところに利用できます。

自然治癒力に働きかけ 病気の予防や改善に役立ててます。

また、複数の種類をブレンドすることで
相互作用効果も期待できますし
自律神経、ホルモン、免疫機能の調整にも役立ててます。

何よりお薬に比べると副作用が少ないのも魅力です。

ハーブは飲みにくいという声も聞きますが
ハーブにも西洋ハーブや和ハーブ
世界様々な国からなるherbがありますので
日常に飲むお茶の一つとして
手軽に取り入れられるものだと思っています。

もしご自宅にスペースがあれば
とても育てやすいのも特徴なので
是非ご自身で育ててみるのもいいかと思います。

我が家でも20種類近くのハーブを育てています。

ハーブというとどうしても春のイメージが強いですが
ここ関西太平洋側の地域では
冬でも元気に育っているハーブもあるのでご紹介します。

ミント類

ミントは繁殖力が旺盛でほっておいてもどんどん成長するハーブの一つ
ですので、根の張る勢いも強いので
他の植物と混色した場合 (特に鉢植え)
ミントに押されてしまうなんてこともあります。
なので、植える場所や根っこの部分に仕切りを設けるなど
一定の配慮が必要になります。
逆に言えば それだけミントが強い繁殖力を持つので
真冬でも写真のように元気に育ってくれます。
雪が降るとしもやけになってしまう場合もありますが
雪の降らない地域や少々の雪なら
元気に成長してくれます。

我が家は玄関脇にミント専用の地植えスペースがあり
香りもいいので重宝しています。



ミントのすっきりした香りが
頭もすっきりさせてくれ 仕事の集中力も上げてくれます。
頭痛などの際はミントのアロマが効果的
ミントティーもおすすめです。

また、消化機能の働きも助けてくれるので
食欲不振になりがちなこの季節にもおすすめです。

ミントにも様々な種類があります。
我が家は昨年ミントが定期便でよく入っていたので、
7,8種類のミントが生息してます。

日当たりも玄関近くでさほどいいわけではありませんが
良く育ってくれるので
日当たりもあまり選ばず育てやすいと思います。

メディカルハーブとして代表的なのは
ペパーミント
飲みやすく 胃腸炎 風邪 鼻づまり 二日酔い 乗り物酔いなど
汎用性も広く効果が期待できるハーブです

ローズマリー

一年通して
一番丈夫であり、枯れることはない育てやすいハーブ
おおきく育てたいという人にはぜひ大きな鉢植え
もしくは地植えで育てるのがおすすめです。
また、日当たり風通しの良いところが大好きです。

ローズマリーはとにかく消臭、抗菌効果が高い
ゆえに お掃除の 石鹸水
ポプリ 蚊取り線香変わり ルームスプレーなど
除菌抗菌対策に大活躍してます。

デトックスを補助するお茶としても有効なので
ハーブティーとしても楽しめます。


ローズマリーは 立性と半匍匐性のものがあって
育てるスペースによってどのように仕立てていくのか
またほかの植物とのバランスをみて種類を決められるとよいと
思います。

ハーブ全般言えることなのですが
最もよくないのは水のやりすぎです。

大半の方が水をやりすぎで根腐れを起こしてしまう方が
多いのです。

育ちが悪いと水が足りないと思ったり
肥料を入れないといけないと思ったり
ですが
全くと言っていいほどいりません。
それよりも土の環境を良くしてあげる事が大切です。

ローズマリーも清涼感ある香りで
古くから若返りのハーブとして知られています。

血液の循環を良くして血管を強くしてくれるので、
心身の活力を高め体の中からも若返る効果が期待されています。
冬場のお茶にも血液循環を良くしてくれるハーブとして
お茶にブレンドすることもしばしば
先ほど書いた肝臓デトックスサポートにも利用します。

万能ハーブで育てやすいので一年通して楽しめます。

オリーブ

我が家の守り神としてシンボルツリーにもなっているオリーブ

中でもオリーブのお茶は
免疫ブレンドのトップクラスに入るほどの代表的なお茶です。

「自然の抗生物質」と呼ばれ抗菌・抗ウイルス作用に優れているので
一年通して飲んでいたいお茶の一つですね。

特に 暖かい地方や日当たりの良い地域では
地植えとして一本あると重宝するherbだと思います。

我が家のオリーブの木は4m近くになりましたが
4年前我が家に着た時は1.2メートルの苗木でした。

さほど場所をとっていないのですが
植える際に 周り1メートル近くの土は掘り起こして
土をほぐして丁寧に植えていただきました。

オリーブの木もこれまた育たないという
相談を受けるのですが
先ほど同様、土が大切です。

地植えと言いながら 地植えスペースの下部分に
コンクリートを打ってしまい
水はけの悪い地植え花壇を作ってしまわれる方が
多いのですが地植えなのに勿体ない!
オリーブは根を張る植物なので
下へ根を張るスペースがないと育ってくれません。

植え込みの際は特に土を深くまで掘り起こして
ほぐしていただきたいです。

1月に収穫したオリーブの葉
我が家では いまでは2.3カ月に1度はこのぐらい剪定してお茶にします。

お茶の葉は抗菌も兼ねてせいろで蒸して干してます。

オリーブ茶の作り方は検索するといろいろ出てくるので
是非調べてみてくださいね。

あと、オリーブにかかわらず
ハーブを自分で育てて飲みたいという方には
是非無農薬で育てていただくことをお勧めいたします。

残念ながら 市販されている苗などには
農薬がすでに散布されているものも多いので
お茶にする場合 そういった有効成分とは別に
有害な成分も吸収してしまうことになるのです。

お野菜もそうですよね?
虫くいのある野菜を毛嫌いする方もいらっしゃいますが
虫が食べない野菜を人間が食べる。。。
無農薬野菜は手間もかかるしコストもかかる

そういうことを認識したうえで
ハーブのみならず口に入れるものは
考えていかないといけないと思います。

また家庭菜園ならではのそういう手間暇も
一緒に楽しめるようになるといいと思います。

土からこだわって作りたいところですが
できることからですね。

番外編~ティーツリー~

アロマをされている方ならよくご存じかと思います。

とにかく
抗菌・抗真菌・抗ウィルス が高いとされている代表格

お茶にして飲むというのは勧められないのですが
うがい、掃除、アロマ、お風呂などに活用できると想い
育てています。

我が家はオリーブがメインで
他にも ブルーベリーやレモンなどもあって
限られた地植えスペースだとさほど大きく育っておりませんが
今後の推移を見守り中。

アロマについては
抽出成分が高いのでむやみに 経口摂取したりするのはお勧めできません。
香りを楽しむ バスに入れるなど
自分との相性もしっかり確認していくことが大切です。
特に皮膚に着ける場合はパッチテストをしてから使うことを
お勧めいたします。

我が家は主には毎日のアロマを焚いているので
この季節は
ティーツリーが活躍しています。

最後に

ハーブはとても優れた効果が期待できるものですが、
病気を治す薬や治療とは違うので、以下の点に留意が必要です。

アロマの薬効や作用に関する情報は医師の指導にとって代わるものではありません。

症状や病気への使用に関しては必ず専門家の助言を求めるようにしてください。

アレルギーをお持ちの方
妊娠・授乳・慢性疾患・投薬中の方は特に使用に注意をし、専門家の指示なく使用することは
おやめください。

症状が長引いたり 悪化した場合は 必ず医師の助言を求めてください。

ルールを守りながら 楽しいハーブ生活にトライしてみませんか?

一昨年~昨年にかけて
メディカルハーブブレンダーを取得したので
またそういう企画や相談メニューも作りたいと思っています。

ハーブを手軽に育てたいという方へのアドバイスも
おうち相談の一環でしていきたいと思います。

春が待ちどおしいですね~。

以上我が家の冬ハーブのご報告でした。