原点

私は今 東京の実家に帰省してます。

昨日は私の学生時代の原点ともいうべき
場所を散策していました。

色々ある中で 学生時代想い入れのあった建物が
こちらのヒルサイドテラス (代官山)です。

ヒルサイドテラスとは  -HPより抜粋
建築家 槇文彦氏の手による「ヒルサイドテラス」は、その建築空間と、
そこに展開されるプログラムによって都市文化をつくり、
それは「代官山」の成立に深く影響を与えてきた

ヒルサイドテラスは住居・店舗・オフィスからなる複合建築で、
1967年から1992年まで数期に分けて段階的に建設されてきた。
このプロジェクトは、
都市開発の進行過程を示すひとつのケーススタディとなっているが、

各期は、それまでの教訓と都市の拡大に伴う新しい要求に従って変化してきており、
その点において都市と建築に対する考え方の
四半世紀に渡る変容の記録ともいえる

今でもその存在感は健在で、
私の建築の仕事をする上での原点になっています。
卒業課題のテーマにした街。

居住空間と商業空間がお互いの存在を
うまく溶け込ませ、快適な空間を作り出している
空間構成。
第一種低層住居専用地域でありながら
交通量の多い場所という環境がこんな空間を
生み出したのだと思います。

近年建築された有名なのがこちら

DAIKANYAMA T-SITE
本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案すること

代官山には こうした文化が長く受け継がれてきているのを感じます。

今でこそ、代官山はおしゃれな街として有名になりましたが、
ヒルサイドテラスができる前は
30年前は緑の生い茂った細長い傾斜地で、
朝倉家が所有する建物が数棟あるだけだったそう。

朝倉不動産は土地を活用するに当たって
性急な開発を望まず、
むしろ長期に渡り快適な場所として保たれるよう、
環境の変化に徐々に適合させていくことを望んだんだそう。
その考え方が
今につながっているんだと感じます。

本当に快適な空間とは
便利なものがあふれていることではなく、
心地よい快適な環境を
長く保たれるよう考えていくこと。

それを教わった場所でもあります。

私にとって心地よい暮らしは
まさに 快適な心地よい空間。
それは時代やライフスタイルの変化に柔軟に
対応できる空間。

そんな原点でもあります。

是非東京にお越しの際は見てみてくださいね。

ヒルサイドテラス
http://hillsideterrace.com/

代官山 T-SITE
http://real.tsite.jp/daikanyama/

 

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